ゲームで英語学習をするってどうなの?
📝目次
🏃はじめに
最近、英語でゲームをプレイしています。なるべく英語を使う環境に身をおいた方が、英語を覚えやすいと思ったからです。 「英語の環境に身を置く」試みは、調べると先人たちのものがたくさん出てきます。たとえば
- 使っている端末の言語を英語にする
- 日常的に使っているものに、英語でふせんを貼る
などがあります。私もこれらを試してみましたが、正直そこまで...という感じでした。端末の言語を変える試みは、覚えられる単語数があまりありませんし、万が一トラブルが起きた際に、大事な文章が読めずに面倒くさくなるかも、という心理的障壁もあり続きませんでした。物にふせんを貼る試みは、単純に面倒くさくて続きませんでした。笑
これらと比べ、ゲームという環境の中で英語を覚える試みは、今のところ続いています。 今回は私がどのようなゲームを使って英語を覚えているのか、どれだけ効果が出ているのか、などを書いていこうと思います。
🎮どのようなゲームを使っているのか
今まで私が英語でプレイしてきたゲームは、以下の3つです。
- Assassin's Creed Origins (アサシンクリード オリジンズ)
- Assassin's Creed Odyssey (アサシンクリード オデッセイ)
- Animal Crossing: New Horizons (あつまれどうぶつの森)
簡単にゲームの内容を解説すると、アサシンクリードの2作は、Watch dogsやRainbow Six Siegeなどで有名なUBIソフトが手掛ける、それぞれ古代エジプト、古代ギリシャを舞台としたステルス暗殺アクションゲームです。主人公はアサシンの暗殺技能を持っており、それを用いて悪の教団と戦う、というストーリーです。歴史に忠実なストーリーと、再現度の高い建築物で評判を呼んでいるゲームシリーズで、前者にはクレオパトラ、後者にはソクラテスといった偉人も登場します。最近では、研究家を呼んでゲームの世界を解説してもらう、といった動画シリーズがYouTubeで人気を博しています。このほかにもルネサンス期のイタリアやフランス革命を舞台にしたゲームなどがあり、歴史の裏で暗躍できるのがロマンたっぷりでたまらないです。
どうぶつの森は、任天堂がSwitchで出しているゲームで、二足歩行のどうぶつたちがいる島へ移住し、虫取りや釣りをしながらのんびり暮らすほのぼのゲームです。こちらも専門家によるゲームの解説動画が出てるのでぜひみてみてください。(ゲームさんぽシリーズはいいぞ
✏どのように英語学習をしたのか
これは簡単で、ゲームの言語設定を英語にして、意味の分からない単語やフレーズが出てきたら検索して調べる、というのを繰り返しやっていました。ただ全部いちいち調べていてはゲームが進まないので、「この単語、よく出てくるな?」というのを重点的に調べていました。すべての文章の意味が正確に理解できなくても、ところどころの単語を拾えば大体意味が分かるし、最近のゲームはUIがすごく分かりやすいので、多少文章が分からなくても進められるようになってます。UIデザイナーさまさま。
よく出てくる単語に関してはiPadやweblioを使ってメモしていました。アサシンクリード オデッセイとどうぶつの森で用いたメモ帳の一部を貼っておきます。
📈効果はどの程度?
とりあえずゲームの中に出てくる文章はほとんどどのようなことを言っているのか見当が付くようになりました。ゲーム中は大体同じような単語や表現が出てくるので、プレイ時間に比例して覚えていきます。ただ、これがどのぐらい応用できるかは、ゲームによってかなり変わってくると思います。
先ほどのメモを見ていただくと分かると思いますが、アサシンクリードの単語に関しては、ゲーム以外では見ないだろうな、というようなものも多いです。例えば vineyard=ブドウ園や、 fort=砦、myth=神話など... ただし、exile=国外追放 や、conquer=征服するなどはニュースで見かけることがありました。また、pillage=略奪やkidnap=誘拐は、東京ディズニーランドのアトラクション「カリブの海賊」内に出てくる「Yo Ho」という歌の歌詞の中( https://genius.com/Disney-studio-chorus-yo-ho-a-pirates-life-for-me-lyrics)に見つけることができました。
なので、アサシンクリードは、ニュースやちょっと暴力性のあるファンタジーを見る際には応用できそうだな、という感じです。
一方でどうぶつの森はというと、日常会話で使えそうな表現が多く出てきます。このメモの中にもある「bunch of」などのカジュアルな表現が多く、英会話に繋げたい方にはおすすめできるゲームです。
また、ゲームによって習得できる分野も変わってくると思います。
アサシンクリードはボイス付きなので、単語の発音も一緒に覚えられました。一方で、ボタンを押さなくても次々会話が進んでいくので、正確な意味を毎回つかむというよりは、ふんわりとしたニュアンスを捉える力が付いたような気がします。
一方でどうぶつの森は、ボイスは付いていないので、単語の正確な発音は調べなければ分からないものもあります。一方で、会話はボタンを押さなければ進行しないので、一つ一つの文章をちゃんと解釈して進めることができました。
英語のどの分野を勉強したいかに応じて、やるゲームを検討することも必要なのかなと思いました。
📈効率は?モチベは?
効率に関してですが、正直悪いほうだと思います。ゲームに熱中してしまって分からない英語が出てきても調べずに飛ばしてしまう、ということもありました。また、分からない単語を調べる際、一旦コントローラーから手を放し、パソコンのキーボードに手を置いて単語を調べる、という過程も正直効率がいいとは言えなかったです。全てひとつの媒体で完結するのが理想的な気がします。欲を言えば、ゲームに辞書も同梱してほしい←
ただし、モチベーションに関しては、圧倒的に保てる学習方法です。なんていったってゲームですから。しかも、自分の好きなゲームで学習できるというのがよいです。私はなるべく楽しく学習を進めたいタイプなので、めちゃくちゃ合う学習法だな、と感じてます。
🙏おわりに
今回は、一つの英語学習法の提案として「ゲーム」について書かせていただきました。 今後も従来の王道の勉強法に加えて、少し違うアプローチでも英語学習を続けてみたいと思います。